法人化を考える
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副業の売上がいくらになったら法人化すべき?年12万円から合同会社を作るまで12年半の実データを全部公開

副業12年半の売上を全部公開年12万円から法人化まで
gou
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
📢 本記事は、副業から合同会社を設立して4年目のゴウが、副業時代に毎年つけていた収支表の実データをもとに書いています。金額は1万円単位に丸めた概数で、取引先名・サイト名は伏せています。 一部にアフィリエイト広告(PR)を含みます。

このサイトを作った理由のひとつが、この記事を書くためでした。「副業の売上がいくらになったら法人にすればいいのか」。設立前にいちばん知りたかったのに、実際の数字を出している人がほとんどいなかった。私は2011年から副業の収支を毎年スプレッドシートに記録していたので、法人化するまでの12年半の売上を全部出します。

📅

2011年〜2023年4月

本業を持ちながら12年半

💰

累計 約1,600万円

副業時代の売上合計

📈

年12万 → 年347万

最初の年と最後の通年

🏢

本業と並行して法人化

2023年に法人一本化

12年半の売上推移(年別)

📊 副業の年間売上と内訳(万円)
広告収入(サイト運営)受託開発アフィリエイト等
2011年
12万円
2012年
39万円
2013年
70万円
2014年
108万円
2015年
92万円
2016年
167万円
2017年
104万円
2018年
66万円
2019年
66万円
2020年
180万円
2021年
194万円
2022年
347万円
2023年*
153万円
* 2023年は1〜4月の4か月分。5月以降の売上は法人に移行(本業の退職は9月末)
年広告収入受託開発アフィリエイト等売上合計サーバー・ドメイン等
2011年10万—2万12万6万
2012年35万2万1万39万6万
2013年57万13万—70万7万
2014年42万66万—108万6万
2015年62万30万—92万7万
2016年60万107万—167万19万
2017年62万42万—104万5万
2018年61万5万—66万5万
2019年66万——66万5万
2020年101万59万20万180万5万
2021年96万70万28万194万2万
2022年118万218万12万347万11万
2023年(1〜4月)22万130万2万153万12万

※「広告収入」は自分で運営していた口コミサイトのGoogle AdSense等。「受託開発」はクラウドソーシング・副業マッチングサービス経由のWeb開発案件。「サーバー・ドメイン等」は直接コストのみで、書籍・交通費などの経費は含みません。

12年半を4つの時期に分けると

ゴウ
ゴウ
副業を始めた2011年の最初の仕事は、クラウドソーシングでのWebのコーディング案件と、知り合いから受けたECサイトの改修でした。きっかけは、本業以外の仕事で収入を増やしたい、スキルを上げたい、人との関わりを増やしたいという3つで、独立したい気持ちは漠然とありましたが、一人で食べていける自信はまだありませんでした。収入が「給料以外の柱」になったと感じたのは、ずっと後の2020年以降、一定量の仕事をもらえる会社と準委任で継続の契約を結べてからです。
STEP 1
2011〜2013年:サイト運営だけの時期(年12万→70万)
会社員をしながら、口コミサイトを何本も作ってAdSenseで収益化。最初の年は月7,000円。3年目に月5万円を超えた
↓
STEP 2
2014〜2017年:受託が乗り始めた時期(年66万〜167万)
2013年秋にクラウドソーシングで初めての受託案件。2014年に60万円の案件、2016年は月60時間の時間制案件で年167万円。ただし受託は波が大きく、翌年は半減
↓
STEP 3
2018〜2019年:受託ゼロ、広告だけの時期(年66万)
受託を止めていた2年間。広告収入だけで年66万円。理由は特になく、広告が伸びていたので少しサボっていた
↓
STEP 4
2020〜2023年:広告倍増+副業マッチングで一気に伸びた時期(年180万→347万)
2020年に広告収入が年100万円を超え、同時に副業マッチングサービス経由の受託が安定。2022年は347万円。2023年2月に本業と並行して合同会社を設立。同年は1〜4月の4か月で153万円。5月からは副業の売上を法人に移し、9月末で本業を離れて法人に一本化した(法人化後の3期分の決算はこちら)
ゴウ
ゴウ
2018〜2019年に受託を止めていたのは、正直に言うと特に理由はありません。広告収入が伸びていたので、少しサボっていたというのが実態です。2020年に再開したのは、副業マッチングサービスのシューマツワーカーに登録したところ、いくつかのクライアントと縁があって契約していただけたからです。

法人化を決めた3つの数字

📈 売上が年300万円を超えた
✅ 2022年に347万円
✅ 2023年は4か月で153万円(年換算450万円)
⚠️ 個人の課税所得に本業の給与と合算されると税率が上がる
👉 税金の面で法人が有利になる水準
🔁 受託が「単発」から「継続」になった
✅ 2020年までは単発案件が中心
✅ 2021年以降は月20万円前後の継続案件が複数
✅ 売上の6割以上が受託に
👉 「事業」として続く見込みが立った
🏢 取引先から法人を求められ始めた
取引先を正式に引き継ぐには法人のほうが話が通りやすかった
⚠️ 細かい作業をクラウドワークスで外注するようになった(2022年9月〜)
✅ 人に払う側になった時点で個人では限界
👉 信用と事務の両面で法人が必要に
ゴウ
ゴウ
決め手を一つ挙げるなら、数字よりも「ひとりでやっていけそうだ」という手応えでした。本業だった知人の会社は経営が傾き、最終的には倒産して給料も払えない状況になったので、独立は「いつかやりたい」ではなく「やるしかない」に近いものでした。当初は「年間1,000万円いけばいい」くらいに思っていましたが、それまでの取引先を正式に許可を得て引き継げたこともあって、想定を大きく上回る形になりました。

意外だった3つのこと

💡 数字を並べてみて気づいたこと
  • 広告収入は12年かけて年12万→118万。地道すぎるが、一度も止まらなかった。受託が止まった2018〜19年も、広告だけで年66万円入っていた
  • 受託は「乗る年」と「乗らない年」の差が激しい。2016年167万→2017年104万→2018年66万。単発案件に頼ると年収が読めない
  • 直接コストは年5〜12万円だけ。サーバーとドメインの費用で、ほぼ全額が利益。副業のうちは「経費で節税」を考える余地がそもそも少ない

副業の売上、いくらで法人化すべきか

私の答えは「売上が年300万円を超え、かつ来年も続く見込みが立ったとき」です。よく言われる「課税所得500〜800万円」より低めですが、本業の給与と合算される会社員の場合、副業の利益300万円でも税率の段階が上がります。加えて、継続案件と外注が始まると、法人でないと事務が回らなくなります。

ゴウ
ゴウ
逆に言うと、2019年までの私(年66万円)が法人を作っていたら、間違いなく失敗していました。均等割7万円と税理士費用で利益が消えます。副業は「まず個人で伸ばして、伸びたら法人」の順番で、焦る必要はまったくありません。12年かかった私が言うので確かです。
📒 副業のうちから収支を記録しておく

私は副業1年目からスプレッドシートで収支を残していたので、法人化の判断も、銀行や公庫の審査でも数字をすぐ出せました。今なら個人事業主向けの確定申告ソフトに口座連携で記録させるのが楽です。法人化するときに「売上がいくらか」を即答できるのが一番の効果です。

口座・カード連携で自動で記録したい

銀行口座やクレジットカードを連携して、収支を自動で取り込めます。

弥生で青色申告をしたい

帳簿付けから申告書の作成までオンラインでできます。

まとめ

📝 この記事のまとめ
  • 副業12年半の売上は累計約1,600万円。年12万円から始まり、最後の通年は347万円
  • 広告収入は地道に伸び続け、受託は乗る年と乗らない年の差が大きかった
  • 法人化の決め手は「年300万円超」「継続案件」「取引先・外注で法人が必要になった」の3つ
  • 年66万円の時期に法人化していたら失敗していた。伸びてから作れば十分間に合う
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ひとり社長の制度の小ネタや、副業から法人化までの気づきを毎日投稿しています。

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ゴウ
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副業から合同会社を設立して4年目のひとり社長/エンジニア
本業を持ちながら副業(口コミサイトと受託開発)を12年育て、本業と並行して合同会社を設立。その後、法人に一本化しました。いまはSESを本業に、自社Webサービスと口コミサイトを運営しています。立ち上げ前に自分が不安だったこと・迷ったことを、実際にどうだったかと一緒に書いています。
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