エンジニアのフリーランス案件エージェント8社を比較|単価・支払サイト・マージンで選ぶ、副業とひとり法人の使い分け
副業やひとり法人で「案件をどこから取るか」は、スキルと同じくらい収入を左右します。私は知人経由・副業マッチング経由・エージェント経由と、いくつかのルートを試してきました。この記事では、エンジニア向けのフリーランス案件エージェント7社+検索サイト1つを、単価・支払サイト・マージン・福利厚生で並べ、ひとり法人や副業として使うときの選び方をまとめます。

結論:まず2〜3社に登録して、単価と支払サイトで絞る
エージェントは1社に絞る必要はありません。同じ案件が複数のエージェントから出ていることも多く、経由するエージェントで提示単価が変わることがあります。ただし、登録しすぎるとスキルシートの書式が社ごとに違って手間が増え、面談日程がぶつかる事故も起きます。迷ったら、週1日〜の案件もありリモート案件の多いクラウドワークス テック
を1社目にすると始めやすいです。
主要エージェント8社の比較(2026年9〜10月時点)
| サービス | 案件の規模感 | 単価の目安 | 支払サイト | マージン | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ROSCA freelance | 非公開(年間1,000名以上のエンジニアが登録) | 非公開 | 公式サイトで確認 | 一律15万円の固定制(公開) | 固定マージンなので単価が高いほど手取りの割合が上がる。開発案件が中心でフルリモート案件あり |
| Midworks | 保有2.5万件以上(うち非公開が8割)※1 | 公式サイトに記載なし | 翌月20日が標準※1 | 非公開 | 交通費・書籍/勉強会費用の支給、経理クラウドの利用料負担など福利厚生がある(パッケージプラン加入時)※1 |
| テックビズフリーランス | 掲載は数千件規模 | 月39万〜80万円の幅、相場65万円前後 | 20日サイト | 10〜15%を公開 | 税理士サポートなど「独立後の事務」に強い |
| ITプロパートナーズ | IT/Web系4,000件以上 | 案件例で月50万〜136万円 | 要確認 | 非公開 | 週2〜3日の案件を強みにしている。副業向き |
| PE-BANK | 保有1万件以上、非公開9割 | 平均月70.5万円 | 40日サイト(遅め) | 12%→10%→8%と稼働回数で下がる | マージンを公開する共同受注型。確定申告サポート・税理士紹介 |
| フォスターフリーランス | 常時5,000件以上 | 平均月76.7万円(20万〜220万円) | 月末締め翌月末 | 非公開 | 単価の幅が広く、高単価案件もある |
| ギークスジョブ | 数千件規模 | 登録者平均年収879万円を公表 | 月末締め翌月25日 | 非公開 | 福利厚生「フリノベ」(会計ソフト割引・健康診断など) |
| join | 公開案件7,540件(2024年5月時点)※2 | 会員の平均収入 月60万円を公表※2 | 25日サイト※2 | 非公開 | これから独立する人向け。開業届・青色申告など税務の相談にも対応 |
※各社公式サイトおよび比較サイト(freelance-board・stackreview 等)の2026年9月時点の公開情報をもとに作成。単価はサイト集計の平均で、実際はスキル・稼働日数で大きく変わります。
※1 Midworksの案件数・非公開割合は公式サイトの公表内容(2026年3月時点・全国エリア)、支払サイト・福利厚生は公式サイトの公表内容(2026年9月時点。案件・プランによって異なる場合あり)です。マージン率は公式に「非公開」です。
※2 joinの案件数・支払サイトは比較サイト(freelance-board)の掲載内容、平均収入は広告主の公表内容(2026年10月時点で確認)です。紹介エリアや応募条件(年齢・実務経験)があるため、公式サイトで確認してください。
- 「平均単価」は週5フルタイムの案件が中心。週2〜3日や副業向けの案件は単価が下がる
- 「マージン非公開」でも悪いわけではない。提示単価が手取りなので、複数社で同じ案件の提示額を比べれば実質のマージンは見える
- 支払サイトはキャッシュフローに直結。ひとり法人で役員報酬や社会保険料を毎月払うなら、翌月15〜20日払いのほうが楽
- 「合同会社名義で契約できるか」は各社の公式サイトに明記が少ない。登録時か初回面談で必ず確認する
タイプ別のおすすめ
✅ 副業マッチング系(SOKUDAN・Workshipなど)も並行
⚠️ 平日昼の稼働を求める案件は会社員には難しい
👉 まず「稼働できる曜日・時間」を先に決めてから探す
✅ 支払サイトが短い社をメインに
⚠️ 1社依存は契約終了時に空白期間ができる
👉 2社並行で次の案件を早めに探す
✅ Midworks・ギークスなどの福利厚生(交通費・書籍代・福利厚生サービスなど)を活用する
⚠️ 法人化しているなら税理士は別途契約が現実的
👉 福利厚生は「おまけ」。単価と支払サイトを優先
登録から稼働までの流れ
職務経歴・使える言語・稼働可能日・希望単価を登録。スキルシートは各社の書式に合わせて出し直すことが多い
ここで「合同会社として契約したい」「週3希望」など条件を全部伝える。希望単価は相場と最低ラインの両方を用意しておく
エージェントが商談に同席することが多い。よく聞かれるのは「フリーランスになった理由」「他社の選考状況」「使える言語のレベル」「希望単価」
契約はエージェントとの業務委託契約。支払サイト・稼働時間の精算幅(140〜180時間など)・更新の通知期限を契約書で確認する
面談の受け方そのものは、別記事「副業案件・SESの面談はこう受ける」で詳しく書いています。
ひとり法人として使うときに確認すること
- 法人契約の可否:合同会社名義で請求・入金できるか。個人名義しか不可の社もある
- 支払サイトと締め日:月末締め翌月何日払いか。役員報酬・社会保険料の引き落とし日と合うか
- 精算幅:月140〜180時間の範囲を超えたら増減するのか、固定なのか
- インボイス:登録番号を求められるか。免税事業者のままだと単価交渉の材料にされることがある
- 契約終了の通知期限:1か月前が多いが、翌月の空白を避けるには早めに次を探し始める
- 複数社併用の申告:他社の選考状況は聞かれたら正直に。同じ案件を2社経由で受けるのはトラブルのもと
まず2〜3社に登録して、提示単価と支払サイトを比べる材料にしてください。Midworksは福利厚生と支払サイト(翌月20日)が特徴、IT求人ナビは週3日以下やリモートの相談がしやすいエージェントです。クラウドワークス テックは週3日・リモート案件の多さ、techadaptはエンド直・元請け直の案件が特徴です。
週4日〜・1日8時間以上の案件を紹介。福利厚生と、翌月20日払いの支払サイトが特徴です。
これからフリーランスに転向するエンジニア向けのエージェントで、開業届や青色申告など税務まわりの相談にも対応しています。対応エリアは一都三県です。
専属のコンシェルジュが面談のうえで案件を紹介するサービスです。エンジニアだけでなくデザイナー・マーケターの案件も扱っていて、約5,000社のネットワークから探してもらえます。※社数は公式サイト、2026年10月時点の公表内容です。

まとめ
- エージェントは2〜3社に登録して、単価・支払サイト・マージンの透明さで絞る
- マージンを公開しているのはPE-BANK・テックビズなど一部。非公開でも複数社で同じ案件の提示額を比べれば見える
- 副業で週2〜3日ならITプロパートナーズや副業マッチング系、週5ならMidworks・フォスターなど大手で幅を確保
- ひとり法人なら「合同会社名義で契約できるか」「支払サイト」「精算幅」「インボイス」を初回面談で確認
- 1社依存は契約終了時の空白が痛い。2社並行で次を早めに探す

