バーチャルオフィス9社を比較|合同会社の本店登記に使うなら「登記できるプランの月額」で選ぶ・郵便転送・法人口座【2026年9月】
自宅を本店にしないと決めたら、次は「どのバーチャルオフィスにするか」です。月額500円から1万円超まで幅があり、安いプランは登記できないことも多いので、月額だけで比べると失敗します。この記事では、ひとり合同会社の本店として使うことを前提に、主要9社を「登記できるプランの実質月額」「郵便物の転送」「拠点」「法人口座のサポート」で比較します。

結論:「登記できる最安プラン」で横並びにして、転送頻度で選ぶ
比較の順番は、①登記できるプランか → ②その実質月額 → ③郵便物の転送頻度と1回あたりの実費 → ④拠点(住所)→ ⑤法人口座・電話などのオプション、です。安いプランで契約して「登記不可だった」と分かると、契約し直しか、別の住所で登記してあとで本店移転(登録免許税3万〜6万円)になります。
主要9社の比較(2026年9月12日時点・税込)
| 事業者 | 登記できるプランの月額 | 初期費用 | 郵便物の転送 | 拠点 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| レゾナンス | 990円〜(月1転送)/1,650円(週1転送) | 入会金5,500円(キャンペーンで0円のことあり)+デポジット | 週1 or 月1を選択、転送実費300〜650円程度 | 東京・横浜・大阪など13拠点(浜松町・青山・銀座・六本木ほか) | 一等地住所。法人口座の紹介制度あり。私が使っているサービス |
| バーチャルオフィス1 | 880円(年契約・登記込み) | 入会金5,500円 | 月4回(週1)、転送料150円〜 | 東京・渋谷、広島+提携拠点 | 登記込みで880円は最安クラス。転送は月4回まで込み |
| 和文化推進協会(京都朱雀スタジオ) | 550円(月500円税別)〜、条件により0円 | 公式に記載なし | 週1回まとめて、転送1回550円 | 京都市下京区の1拠点 | 業界最安クラス。京都の住所。電話の要件はLINEで転送 |
| GMOオフィスサポート | 1,650円(月1転送)/2,200円(隔週)/2,750円(週1) | 0円(入会金・保証金なし) | 転送料はプランに込み | 全国23拠点(東京14・大阪2・福岡2ほか) | 660円プランは登記不可。登記するなら1,650円〜 |
| DMMバーチャルオフィス | ミニマム660円(年一括・登記可)/ベーシック2,530円〜 | 入会金5,500円 | 週1回(水曜)、普通郵便330円〜 | 全国16拠点(渋谷・銀座・大阪梅田・福岡天神ほか) | ミニマムは来客対応なし。ベーシックで来客対応○ |
| NAWABARI | 1,650円(年契約)/3,300円(月契約) | 5,500円(キャンペーンで無料あり) | 週1回 | 東京(目黒など)中心 | ネットショップ運営プラン(1,100円〜・年契約)でも登記可 |
| Karigo | 4,700円〜(ホワイト)/8,300円〜/10,400円〜。全プラン登記可 | 入会金5,500円〜 | プランによる | 全国60拠点以上 | 創業20年・延べ7万社の老舗。電話転送付きプランあり |
| ワンストップビジネスセンター | 5,280円〜(全プラン登記可) | 10,780円 | 週1回(水曜)、100g以内の普通郵便は無料 | 全国50店舗 | 会議室・03番号・秘書代行まで揃う。来客が多い人向け |
| リージャス(参考) | 7,900円〜(メールボックス・プラス以上で登記可) | 要確認 | 転送可(詳細は要確認) | 全国130拠点以上のハイグレードビル | 対外的な見え方重視。ひとり法人には高め |
※各社公式サイトの2026年9月12日時点の表示。「要確認」は公式ページで明記が見つからなかった項目。転送実費は郵便物の重量で変わります。
- 最安プランは登記不可のことが多い(GMOオフィスサポート660円、レゾナンス550円など)。必ず「法人登記可」の表示があるプランで比べる
- 転送実費は別。週1転送プランでも、1回300〜600円程度の郵送費が月4回分かかる社がある。郵便物が多い人はプラン込みの社が安い
- 年契約の月額換算で表示している社がある。途中解約で残額が返らないことが多いので、まず1年使うつもりで契約する
- 解約条件(通知期限・違約金)は公式ページに明記が少ない。契約前に問い合わせて確認する
タイプ別の選び方
✅ バーチャルオフィス1(880円・転送込み)
⚠️ 拠点が限られる(京都/渋谷・広島)
👉 住所の場所にこだわらない人
✅ GMOオフィスサポート(1,650円〜、23拠点)
✅ DMM(660円〜、16拠点)
👉 私はここ。名刺・請求書の住所を見られる仕事向き
✅ Karigo(電話転送付きプラン)
⚠️ 月5,000〜1万円超
👉 打ち合わせや電話が多い業種
私はレゾナンスを使っています。まず「登記できるプランか」を確認し、月額と郵便転送の頻度で選んでください。比較した9社のうち、公式サイトへ直接飛べるものを下に並べています。
登記や郵便物の受け取りを低価格で使えるプランがあります(料金は各社の公式サイトで確認してください)。
法人口座は「紹介制度」があっても保証ではない
レゾナンス
やGMOオフィスサポートは「法人口座開設の実績あり」「提携銀行の紹介」をうたっていますが、開設を保証するものではありません。銀行の審査で見られるのは事業の実態で、バーチャルオフィスかどうかそのものより、事業内容の説明資料・契約書・HP・資本金の出所です。楽天銀行のように「主たる事務所がバーチャルオフィスの場合は事業実態確認資料が必須」と公式に明記している銀行もあります。
- GMOあおぞらネット銀行のように「バーチャルオフィスでも開設可」を公式に明記している銀行から申し込む
- 事業内容の説明資料(会社案内・契約書・発注書・HP)を先に揃える
- 資本金は出所を説明できる形で(100万円程度が目安)
- 固定電話(IP電話可)や郵便転送など、連絡が取れる体制を示す
- 複数行に並行で申し込む。メガバンクは実績が付いてから
口座の選び方は「ひとり合同会社の法人口座おすすめ8行を比較」で詳しく書いています。
契約から登記までの流れ
定款・登記に書く住所を先に決める必要がある。本人確認書類と、転送不要書留での住所確認
定款は最小行政区画まで、登記申請書は地番まで。ビル名・部屋番号は任意
登記事項証明書・印鑑証明書(6か月以内)、実質的支配者の申告
税務署・年金事務所・都道府県税事務所の通知は本店宛に届く。期限付きの書類が多い時期(設立直後・決算前後)は週1転送が安心
- 許認可が必要な業種(士業、有料職業紹介、建設業、宅建業、古物商など):独立した事務所の実体を求められることが多い
- 書留・荷物が多い:現金書留・内容証明・本人限定受取郵便・宅配便は受け取れない社が多い
- 将来、別の管轄に本店を移す可能性が高い:本店移転の登録免許税は管轄内3万円、管轄外6万円

まとめ
- 比べるのは「登記できるプランの実質月額」。最安プランは登記不可のことが多い
- 登記可プランは月880〜1,650円が主流。和文化推進協会(550円〜)とバーチャルオフィス1(880円・転送込み)が最安クラス、レゾナンス・GMO・DMMが東京中心の定番
- 転送実費と頻度を見る。役所の通知が届くので、設立直後と決算前後は週1転送が安心
- 法人口座の紹介制度は保証ではない。事業実態を示す書類を揃えて、バーチャルオフィス可を明記する銀行から
- 許認可業種・書留が多い人は自宅か実オフィス。本店移転は登録免許税3万〜6万円

